RULE年代別ラグビー
競技規則補則
U10 競技規則補則
はじめに
ミニラグビー競技規則制定に対する背景・趣旨
ミニラグビーは小学生以下の子ども達を対象としたラグビー型のボールゲームです。
本競技規則は子ども達の年齢や発育段階を鑑みて、安全の確保を第一に考え、子ども達がより安全に・よりラグビーの魅力を感じてもらえるミニラグビーを実現する事を目的としています。また、ラグビーを知らない子どもや、ラグビー経験者ではない指導者などに対しても理解のしやすい競技規則の制定を目指しています。
本競技規則は以上の目的を大前提として考え、U-15ジュニアラグビー競技規則やワールドラグビー(以下『WR』という。)競技規則との整合性を検証しつつ、日本協会独自で制定しています。
本競技規則の記載方法の変更とWR 競技規則との相関
U-12ミニラグビー競技規則は、日本協会で独自に制定した条文を記載しているのは従前のとおりですが、本年度は項目記号も原則としてWRの競技規則および U-15ジュニアラグビー競技規則に準拠しています。
WR競技規則に該当する項目がないため、U-12オリジナルとして追加している条文は、WR競技規則の項目の後のアルファベット記号を使用し、〔Original〕として表記しています。
また、低学年(U-8)、中学年(U-10)、高学年(U-12)と3つのカテゴリーに分け、U-12ミニラグビー競技規則においてそれぞれ該当する条文を記載しています。
なお、WR競技規則との整合性を持たせるため、U-12ミニラグビー競技規則の条文番号を、WR競技規則の条文番号に合わせて記載しています。
基本原則
U-12(12歳以下)の年代の試合に適用するU-12ミニラグビーの競技規則は、WRが定める競技規則に準拠する。また、日本協会制定の高専・高校以下の為の特別競技規則、『U-15ジュニアラグビー競技規則』の該当する条項に関してはその趣旨を認識し準拠する。その中でU-12(12歳以下)に適用する独自の競技規則については、本U-12ミニラグビー競技規則において規定する。
適用・改定時期
「WR競技規則」の実施「試験実施ルール」の適用時期などは以下の通りとする。
- (1)
本競技規則は、原則として「WR競技規則」の改定時期と同時に実施することとし、「U12ミニラグビー競技規則」独自の事項の改定時期は、毎年4月1日とする。
- (2)
本競技規則では、試験実施ルールについては実施時期も含めてWRに準拠する。
試合前
第1条 グラウンド
競技区域の面積は、グラウンドの図に示されているとおりである。
フィールドオブプレー、及びインゴールの広さは以下のとおりとする。
60メートル以内×40メートル以内、インゴール5メートル以内。

第2条 ボール
子どものプレーヤーによる試合は、小型のボールを使用してよい。
3号または4号ボールを使用する。
第3条 チーム
【人数】
ミニラグビー規則
チームは以下の人数で構成される。【Original】
7人(フォワード3人、ハーフバック1人、バックス3人)
試合主催者は各チーム最大人数未満のプレーヤーによる試合を許可することができる。【Original】
交代/入替えのプレーヤー数は、各主催協会の大会規則に準ずる。【Original】
各協会に適用を委ねられる特別ルールとエージ制カテゴリー【Original】
三支部協会の事前の承認の下、大会(試合)を主催するか管轄する各協会の決定により、登録プレーヤー、交替人数等について規定(ローカル)することができる。但し、本事項はその地域の実情に合わせて特例として認めるものであり、いかなる場合でもプレーヤーの安全を考慮した決定でなければならない。
第4条 プレーヤーの服装
追加着用を認められているのは、以下のものである。【Original】
- g.
プレーヤーは試合中ヘッドギヤを着用しなければならない。(義務)
- j.
シューズは一体成型ゴム底のもの、ただし鋭い形状の部分や隆起している部分がないものであること、スタッドの取り替えられるものは禁止する。(禁止)
第5条 試合時間
試合時間【Original】
15分ハーフ以内(1日の試合総時間は原則50分以内とする)
いずれも試合間隔は環境に配慮して充分な休息時間をとらなければならない。
なお、トーナメントで引き分けの場合でも、試合を延長してはならない。
ハーフタイム
ハーフタイム後、サイド交換をする。休憩時間は各協会主催の試合規定に準ずる。
その他、試合時間に関する規則【Original】
1日に複数ゲームを行う場合、大会運営上の支障も考えられるがプレーヤーの健康管理上、プレーヤーが1日にプレーできる時間の上限を設定する。
試合中(試合を行う方法)
第8条 得点
得点の方法と点数
- a.
トライ、または、ペナルティトライ5点
【トライ】
攻撃側のプレーヤーが、以下の行為をしたらトライとなる
- a.
相手側のインゴールにおいて、最初にボールを相手側のゴールポスト、または、パッドにグラウンディングした。
- b.
スクラム、ラック、または、モールがゴールラインに到達したときに、最初にグラウンディングした。
- c.
ゴールラインの手前でボールがタックルされ、プレーヤーの勢いでそのまま地面を相手側のインールへと進み、プレーヤーがボールをグラウンディングした。
- d.
相手側のゴールライン付近でタックルされ、プレーヤーがすぐに手を伸ばし、ボールをグラウンディングした。
- e.
タッチ、または、タッチインゴールにいてボールを持っていない状態で、相手側のインゴールにあるボールをグラウンディングした。

【コンバージョン、ペナルティゴール、ドロップゴール】【Original】
U-10カテゴリーはコンバージョン、ペナルティゴール、ドロップゴールを適用しない。
第9条 不正なプレー
危険なプレー、不行跡【Original】
- a.
防御の際に、相手をしっかりバインドせずに振り回す行為。
- b.
ボールを持っているプレーヤーをチャージしたり、突き倒したり、あるいはタッチラインの外に突き出したりする行為。
- c.
フェンドオフ(腕を横に振り、相手を払い除けるプレー)。
- d.
モール・ラックを崩す行為。
- e.
頭部を相手に打ち付けるような姿勢で突進する行為。
- f.
安全が確保できないような体勢でボールを拾う行為。
- g.
相手に怪我をさせるような行為。
- h.
地上にあるイーブンボールを相手陣に強く蹴り込む行為。
これらの行為は、実際に起きた場合だけではなく、その危険性が予見されればファウルプレーである。レフリーはアドバンテージを適用することなく速やかに試合を停止する。
判定に対する異議、相手の反則のアピール、相手への礼を失した言動等、スポーツマンシップを損なう行為は厳禁である。
罰:ペナルティキック
コーチについて【Original】
- a.
試合中、コーチは定められた区域内に位置し、子どもの自主性、判断力養成の観点から、人格を尊重した言葉で指導を行うこと。またレフリーの判定に異議を唱えたりしてはならない。上記のような言動が見られた場合、レフリーは、試合を停止しコーチに注意をする。それでも改善が見られない場合、そのコーチを退場させることができる。この場合の退場とは速やかに競技場を離れることである。
- c.
コーチの不行跡により試合が停止した場合、試合再開は、スクラムで行い、プレーの停止が命じられたときにボールを保持していた側がボールを投入する。レフリーはコーチに注意以上の処分を与えた場合、試合終了後速やかに主催者にその旨を報告する。
試合中(フィールドオブプレーについて)
第12条 キックオフと試合再開のキック
【タップキックについて】【Original】
- a.
ミニラグビーにおけるタップキックは、ボールを地面に置き、手を使わず足だけでボールに明確に触れる事である。
- b.
すべてのペナルティにおいて、反則を犯さなかった側はタップキックによってプレーを再開する。その際、相手側は反則のあった地点からゴールラインに平行して少なくても5メートル下がる。
【得点後のキックオフ、および、試合再開のキック】【Original】
- a.
キックオフはハーフウェイラインの中央から行う。
- b.
得点後のキックオフは、得点した側のチームがハーフウェイラインの中央、またはその後方から行い、ドロップキックの代わりにパントキック、プレースキックが許される。
- c.
キックオフは相手側の5メートルラインに達しなくてはならない。達しなかった場合はハーフウェイライン上中央のスクラムで再開する。ボールの投入はキックをしなかった側が行う。
【タッチダウン後の試合再開のキック】(10m地点でのドロップアウト)
ドロップアウトは10メートルライン上あるいはその後方の任意の地点から行う。
試合中(試合の再開)
第18条 タッチ、クイックスロー、およびラインアウト
【クイックスロー】【Original】
クイックスローは認めない。
【キック】【Original】
ダイレクトタッチは10メートルライン内からのみ許される。10メートルラインの外からのキックが直接タッチに出た場合は、キックした地点で相手側にスクラムが与えられる。
【ラインアウトの形成】【Original】
ラインアウトは以下のように行う。なお、ラインアウトにおけるジャンパーに対するサポーティングプレーは禁止とする。
- a.
ボールがタッチになった場合、ラインアウトによって試合を再開する。
- b.
ボール投入は、ボールがタッチになった地点から行う。ただし、ゴールラインから5メートル以内ではラインアウトは行わない。
- c.
ラインアウトに並ぶプレーヤーは1チーム2人である。先頭のプレーヤーはタッチラインから3メートル以内に立ってはならない。最後尾のプレーヤーはタッチラインから8メートルを越えて立ってはならない。
- d.
ボールを投入するプレーヤーの相手は、ラインアウトに近接して、タッチラインから3m以内の位置にいなければならない。
- e.
双方のプレーヤーの2つのラインの間には明確な空間(1m)がなくてはならない。
- f.
ラインアウトが終了するまで、ラインアウトに参加していないプレーヤーはラインオブタッチから少なくとも5メートルは下がっていなくてはならない。
- g.
ボールが8mを超えて投げ入れられた場合、投入を再びやり直す。
【ラインアウトの開始と終了】【Original】
- a.
ボールの競い合いはなく、必ずボールの投入側がボールを取る。
- b.
ボールを取ったプレーヤーは必ずハーフバックにボールをパスしなくてはならない。
- c.
ハーフバックがボールをパスした時点でラインアウトは終了する。
第19条 スクラム
【スクラムの形成】【Original】
スクラムは以下のように行う。
- a.
スクラムはフロントロー 3人で形成される。
- b.
フロントローのうち、中央のプレーヤーをフッカー、その両側のプレーヤーをプロップという。
- c.
フッカーは味方の両プロップの腕の上からその身体に腕をまわして、しっかりとわきの高さか、またはその下をつかまなければいけない(いわゆるフッカーのオーバーバインドの組み方。肩口は脇の高さとは認められない)プロップも同じようにフッカーをつかまなくてはいけない。
- d.
スクラムを組み合う際、相対する双方のフロントローと目を見つめさせ、双方のフロントローは左右の足の位置をフラット(前後しない)にして、腰を落とし組み合う準備の姿勢を取らせる。レフリーはこの姿勢を【クラウチ】のコールで確認し、【タッチ】のコールで相手の上腕に軽く触れさせる。【ホールド】のコールで相手をつかんだまま静止状態を維持させ、その後穏やかに組み合う【エンゲージ】。
その際、お互いのフロントローのうち、左プロップは、左手を相手フロントローの右腕の内側に、右プロップは、右手を相手フロントローの左腕の外側になるようにして、相手フロントローのジャージーの背中または脇をつかむ。 - e.
すべてのプレーヤーが頭と肩が腰より低くならないようにまっすぐ組む。「ノンコンテストスクラム」ではあるが、お互いの体重を支え合うように組まなければならない。
- f.
スクラムを形成するプレーヤーは、スクラムが終了するまでバインドしていなければならない。
【スクラムにおけるその他の制限】【Original】
- a.
スクラムで、防御側のスクラムオフサイドラインがスクラムより3メートル下がっていることをいいことに、スクラムからボールが出る前に攻撃側のプレーヤーが後方より勢いをつけて走り込み、ハーフバックからフラットなパスを受けて突進を試みるプレーは、ペナルティキックまたはフリーキックにおけるいわゆる「キャバルリー・チャージ」に相当し、競技規則に反するプレーである。
罰:ペナルティキック - b.
ボール投入は行わず、その代わりにあらかじめフッカーの右足元(つま先の前)にボールを保持する。そのボールをフッカーが右足の裏で後方に押し出すことでプレー再開とする。
- c.
スクラムが組まれるとオフサイドラインが生じる。
- (1)
防御側のバックスのオフサイドラインは、スクラムを組んでいる味方プレーヤーの一番後方の足から3メートル下がったゴールラインに平行な線である。
- (2)
防御側のハーフバックのオフサイドラインは、スクラムを組んでいる味方プレーヤーの一番後方の足を通りゴールラインに平行な線である。ただし、スクラムから1メートル以上離れるプレーヤーはハーフバックではなく、バックスと見なされる。その場合のオフサイドラインは上記『(1)』が適用される。一旦、『(1)』で定められたオフサイドラインに下がったハーフバックはスクラムが解消されるまで、そのオフサイドラインを超えてプレーすることはできない。
- (3)
スクラムにおいてのオフサイドの解消は、ボール投入側のハーフバックがボールをパスした時点とする。
第20条 ペナルティキックおよびフリーキック
【ペナルティキックおよびフリーキックが与えられるマークの地点】【Original】
- a.
すべてのペナルティにおいて、反則を犯さなかった側は相手側が反則を犯した地点からタップキックによってプレーを再開する。その際、相手側は反則のあった地点からゴールラインに平行して少なくても5メートル下がる。
- b.
反則の地点が相手側ゴールラインから5メートル以内の場合は、マークは反則の地点を通る線上、ゴールラインから5メートルの地点でタップキックを行う。
- c.
フリーキックも同様である。
- 序文
- ラグビー憲章
- 定義
-
条項ごとに見る
- 第1条 グラウンド
- 第2条 ボール
- 第3条 チーム
- 第4条 プレーヤーの服装
- 第5条 試合時間
- 第6条 マッチオフィシャル
- 第7条 アドバンテージ
- 第8条 得点
- 第9条 不正なプレー
- 第10条 オープンプレーにおけるオフサイドとオンサイド
- 第11条 ノックフォワードまたはスローフォワード
- 第12条 キックオフと試合再開のキック
- 第13条 オープンプレーにおいて地面に横たわっているプレーヤー
- 第14条 タックル
- 第15条 ラック
- 第16条 モール
- 第17条 マーク
- 第18条 タッチ、クイックスロー、および、ラインアウト
- 第19条 スクラム
- 第20条 ペナルティキックおよびフリーキック
- 第21条 インゴール
-
年代別ラグビー
競技規則補則 - 7人制
- 19歳未満
- タグラグビー
- T1ラグビー