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【レポート公開】2026年度ラグビー・エンパワメント・プロジェクト1dayセッション①~高校生対象~
掲載日:2026年10月15日

~ラグビー・エンパワメント・プロジェクト(REP)1dayセッション①(高校生対象)レポート~
5月22日、ラグビー・エンパワメント・プロジェクト(REP)の1 day セッションがオンラインで開催され、北は青森から南は福岡まで、高校生18名が参加しました。
すっかり定着した次世代リーダー育成事業のREP。今年も6期生のプロジェクトが8月から開催されていますが、参加応募のきっかけにと、事前に同様のプログラムを体験できるもの。JICA海外協力隊で4月にインドから帰国したばかりの平野幹典さんと、JRFU公認レフリーの桑井亜乃さんが講師を務めました。
ラグビー・エンパワメント・プロジェクトとは
「ラグビー・エンパワメント・プロジェクト」とは、様々なバックグラウンドを持つ人々がお互いの違いを尊重し、皆が活躍できる、よりよい未来の実現に貢献する人材を育成することを目的に、ラグビーの精神を活かし、社会やラグビーの現場で活躍する人々からラグビーの価値を学び、世界を広げることで自身の可能性を見つめ、キャリアや夢を探求することにより、よりよい未来の実現に寄与する次世代リーダーを育成するための事業です。
高校生を対象に、毎年開催しているプロジェクトです。
参加することで、新たな気づきや課題、新たな自分と出会うチャンスが待っています!
高校生を対象に、毎年開催しているプロジェクトです。
参加することで、新たな気づきや課題、新たな自分と出会うチャンスが待っています!
レポート
第1部 講義|JICA海外協力隊 平野幹典さん

第1部の講師はJICA海外協力隊の平野幹典さん
平野さんは1996年、大阪府出身。4歳の時、友人に誘われてラグビーを始め同志社香里高校、同志社大と進み、大学ではアナリストとして活躍しました。卒業後は新聞社に入社、6年勤務したのち、「海外で仕事をしたい」と退社。JICAに応募し、インドのオディシャ州で1年間、ラグビーの指導にあたりました。インド東部に位置する同州は60を超える先住民が暮らしており、平野さんは彼らのための教育機関であるKISS UNIVERSIRYで男女500人の生徒にラグビーの指導を行いました。
インドの一大人気スポーツはクリケット。ラグビーはセブンズを中心に全土で普及に力を入れており、昨年からプロのプレミアリーグが開催され、今年から女子も始まります。代表チームも力をつけており、男子は今年度のアジアセブンズはティア1で戦います。
平野さんは現地に日本人一人という環境、言語はもちろんスポーツに対する認識、生活文化や宗教観など、様々な違いのある中で奮闘。大会に参加するため51時間電車に乗り続けるなど、日本では想像できない経験を乗り越え、全国大会でチーム初となる男女同時優勝を達成しました。インドの若者は就職難ですが、同州がスポーツに力を入れていることもあり、大会での成績が教え子の就職のサポートにもなりました。
1年の滞在を終えて4月に帰国、現在は日本企業の営業職で新たな仕事を始めています。平野さんが現地で学んだことは「諦める力」。予定がギリギリまで決まらず、深夜0時に翌朝7時試合という連絡が来たことも。諦めるといっても投げだすのではなく、他者を理解し思考に柔軟性を持つということ。どんな環境でも活かせる力です。
平野さんは高校生に「何かを成し遂げることが人生ではありません」「人のアドバイスを真に受けない方がいい」とも。それも「人に流されない自分の軸を持つ」ということ。進路を考えている高校生たちへ、任務を終えたばかりの平野さんからの力強いメッセージでした。
参加者の声
- 「ラグビーで、このような関わり方があるんだなと視野が広がった。また海外に興味があったため良かった。」
- 「海外青年協力隊の中でラグビーを世界の人に教えるというものがあることを初めて知りました。ラグビーを経験したことのない人たちに、ラグビーの経験をしてもらうことはとても素晴らしいことだと思いました。」
- 「インドで日本人が1人という環境下に挑戦することも、言葉の壁にぶつかりながらも海外協力隊に参加してきたことが本当にすごいなと思った。僕は将来のことや進路がほとんど決まってないので、今回の話を聞いて自らの糧にしたいです。」
- 「“人生の選択に正解はない”という平野さんのメッセージがとても響いた。正解を見つけるのではなく、本当に自分が欲しいものを見つけることが大事だということが分かった。」
第2部 講義|JRFU公認レフリー 桑井亜乃さん

続いての講師は、選手とレフリーの両方では初の五輪出場を成し遂げた桑井亜乃さん。ラグビーファンにはもうおなじみの存在です。
小学生の頃の夢はオリンピック出場とクレープ屋さん。もともとは陸上競技に打ち込んでいましたが、中京大学在学中、授業でプレーしたラグビーに引き込まれます。ちょうど2016年からセブンズが五輪種目に採用されることを知り、大学卒業後に本格的にラグビーの道へ。年間280日を遠征や練習に費やす日々を経て、見事リオ五輪のメンバーに選ばれました。次の東京五輪を目指すも落選。「選手としてやりきった。今度はレフリーとしてその場に立つ」と決意。選手よりもさらに難関を経て、2024年のパリ五輪では男子5、女子6人のパネルレフリーに選ばれます。大会では6万6千人の観客が見守る中、女子のニュージーランド対香港チャイナの主審を務めました。
「ピッチに出た瞬間、“これがオリンピックか”と。雲の上に立っている感覚でしたが、笛を吹いた瞬間、我に返りました」
桑井さんの信念は「可能性が1㌫でもあるならチャレンジする」「思ったことは口に出すと、その通りの人生になる」。選手からレフリーへの転身、五輪レフリーへの選出も自らの思いを口に出し、実際に動いて実現させたものでした。さらに自分に課しているのは「強く美しく」。プレーヤー、レフリーだけでなくモデル、テレビ解説、現在は月に1日、クレープ屋さんもこなすなど、様々な方面で挑戦を続けています。
冒頭、「この中で、レフリーを目指している人はいますか」という桑井さんの問いに、すぐに数人が手を挙げました。講義後の質疑応答も、レフリーに関する質問が続きました。自分でできるトレーニングは、と言う問いには「ラグビーをたくさん見ること。走るコースなどを確認して、自分で試してみる」。そして「身体は鍛えたほうがいいです」。レフリーとしてのオフサイドやスクラムの見方についての質問には、すぐに実践できる細かなアドバイスを授けてくれました。ラグビーのレフリーという共通項が世代を超え、心が通じ合った貴重な時間となりました。
小学生の頃の夢はオリンピック出場とクレープ屋さん。もともとは陸上競技に打ち込んでいましたが、中京大学在学中、授業でプレーしたラグビーに引き込まれます。ちょうど2016年からセブンズが五輪種目に採用されることを知り、大学卒業後に本格的にラグビーの道へ。年間280日を遠征や練習に費やす日々を経て、見事リオ五輪のメンバーに選ばれました。次の東京五輪を目指すも落選。「選手としてやりきった。今度はレフリーとしてその場に立つ」と決意。選手よりもさらに難関を経て、2024年のパリ五輪では男子5、女子6人のパネルレフリーに選ばれます。大会では6万6千人の観客が見守る中、女子のニュージーランド対香港チャイナの主審を務めました。
「ピッチに出た瞬間、“これがオリンピックか”と。雲の上に立っている感覚でしたが、笛を吹いた瞬間、我に返りました」
桑井さんの信念は「可能性が1㌫でもあるならチャレンジする」「思ったことは口に出すと、その通りの人生になる」。選手からレフリーへの転身、五輪レフリーへの選出も自らの思いを口に出し、実際に動いて実現させたものでした。さらに自分に課しているのは「強く美しく」。プレーヤー、レフリーだけでなくモデル、テレビ解説、現在は月に1日、クレープ屋さんもこなすなど、様々な方面で挑戦を続けています。
冒頭、「この中で、レフリーを目指している人はいますか」という桑井さんの問いに、すぐに数人が手を挙げました。講義後の質疑応答も、レフリーに関する質問が続きました。自分でできるトレーニングは、と言う問いには「ラグビーをたくさん見ること。走るコースなどを確認して、自分で試してみる」。そして「身体は鍛えたほうがいいです」。レフリーとしてのオフサイドやスクラムの見方についての質問には、すぐに実践できる細かなアドバイスを授けてくれました。ラグビーのレフリーという共通項が世代を超え、心が通じ合った貴重な時間となりました。
参加者の声
- 「女子ラグビーの最前線で戦っていた経験と、現在トップレベルでレフリーをやられている桑井さんのお話は学ぶことが多かった。まだ誰もやったことがないチャレンジをしたい、という強い信念は自分も学ばなくてはならないと思った。」
- 「レフリーを始めて3年、選手を始めて4年でオリンピックに行くことができたことが本当にすごくて、自分のモチベーションにつながりました。自分が質問したこと以外にも、ほかの質問への回答もとてもためになりました。レフリーのことだけでなく、選手時代の合宿のことまで、知らないことをたくさん教えてくれて、とても興味深かったです。」
- 「リーグワンの試合で実際に桑井さんのレフリーの姿を見て、とてもかっこいいと思いました。実際に桑井さんの話を聞いて、見た目だけではなく、中身がとてもかっこいいと思いました。私は臆病な性格で、うまく自分の思っている事を突き通せず、人に流されてしまいます。(中略)私も桑井さんのように、ストイックに自分を磨いてなりたい自分に近づきたいと思いました。」
1dayセッション全体について
参加者の声
- 「第一線で活躍されている方々の貴重な話を聞くことができて、これからの自分について考えるうえで大きなヒントを得られた。」
「目標は違うけど、ラグビーにかかわっていきたいという人たちと会話する機会があったり、色々な経験をされている講師の方からお話を聞く機会があり、とても充実した時間でした。」 - 「自分自身、選手としてラグビーと関わる中で、多角的な関わりを持つ人の話を聞くことを目的に今回のイベントに参加しました。そしてそれが実際にでき、今後のラグビー人生にいきる経験の一つとしてとても貴重な時間を過ごすことができました。」


