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【レポート公開】2025年度ラグビー・エンパワメント・プロジェクト(REP)第6回レポート
掲載日:2026年3月30日

~第6回REP集合研修レポート~
12月6~7日、都内で今期のラグビー・エンパワメント・プロジェクト(REP)の最後となる第6回集合研修が開催されました。
第1回集合研修を除くと、オンライン開催だった第2回以降で初めて全員が揃って迎える最終講義です。8月に第1回集合研修を実施し、月1回のペースで研修を続けてきましたが、講師17人、協力してくださったスタッフが50人、総勢80名という一大プロジェクトとなりました。
レポート
講義1|株式会社ゴールドウイン カンタベリー事業部事業グループ 森岡早紀さん

日本代表ジャージーをはじめとしたラグビーウエアでおなじみのカンタベリーは、「ラグビーに関わる全ての人に寄り添う」ブランド。ニュージーランドで産声を上げ、120年の歴史を誇る老舗。来年は日本代表をサポートして30周年を迎えます。森岡さんはプロモーション・マーケティングやSNSを通じての発信など、同社とファン・選手を繋ぐ重要な役割を担っています。
今はラグビー中心の生活を続けている森岡さんですが、最初から今の職業に就こうと思っていたわけではありません。
4歳からクラシックバレエを習い、バレリーナを目指すも15歳の時に足の故障で断念。17歳からバトントワリング、18歳からはダブルダッチを始め、全国大会出場を目指し、21歳のときに目標を成し遂げます。
将来の進路について考えた際、これまで自分を支えてくれた衣装の存在に気づきます。
「私はずっと「衣装」という戦闘服に支えられてきた。今度は誰かのための戦闘着を作りたい」
大学卒業後、大阪の繊維商社に入社しますが、さらに、やりたいことを「因数分解」することで見つけ、今の会社に転職しました。
もうひとつ、森岡さんとラグビーを繋ぐものがありました。数年前に他界した父親は大のラグビー好き。家にはカンタベリーの製品がたくさんあり、森岡さんが生まれた日にも同社のウエアを着ていました。ウエアづくりに携わることは「愛の循環でもあります」と森岡さん。
去年の講義で、参加者に多くの印象を残した言葉は「自分の好きを因数分解する」。なぜ自分はそれが好きなのか。ではどうやって関わっていたいのか…。そうやって細かく分解することで、進むべき道を見つけていきます。森岡さんは「起きることには全て意味がある」とも。バレリーナを目指し、ケガで断念したことも、振り返れば意味があり、今につながっていたことでした。
好きなことはあっても、どうやって進路や職業に繋げていくのか模索している高校生にとって、少し先を歩く森岡さんの言葉は、とても参考になるものでした。
講義の後は、同社が社会貢献の一環としてワークショップを開いている「サコッシュ作り」に挑戦。ジャージーを作った後の端切れを繋ぎ合わせて再利用することで、SDGsの取り組みにもつながっています。

2023年にフランスで行われたワールドカップで、日本代表が着用したジャージーも、ファンから古着を回収してリサイクルした素材が一部に使われました。回収した古着を溶かして再生、糸から生地にして工場でジャージーを縫製。その過程に3年半をかけ、百名以上もの関係者が携わりました。
質疑応答では、マーケティングや広報、デザイン関係に進みたいと考える参加者から質問が続きました。
講師2|デフラグビー日本代表 大塚貴之さん
▼デフラグビー日本代表 大塚貴之さんの講義はこちら
【1dayセッションレポート】
初日の締めは、REP修了生からの講義。今回のサポートスタッフとして参加してくれている2期生1人、3期生3人の4人が、自分がREPで学んだこと、そして現在の挑戦を後輩たちに話してくれました。


アフターマッチファンクション
スピーチ 「未来を創る、未来のわたし」(2日目)

最後に日本ラグビーフットボール協会普及育成委員長の西機真から修了証を受け取り、今年度のREPは終了…ではありません。

関東大学対抗戦の早明戦が行われる国立競技場の見学へ

そこではOBの主務が、学生時代を振り返っての話をしてくれました。どうやって主務になったのか、チームを勝たせるためにどんな役割があるのか。それは、いまの仕事にどう役立っているのか。競技場の外で聞いた話とあわせ、実際にチームを支えたスタッフの話は、これから進路を決めていく参加者にはとても参考になるものでした。試合前の忙しい時間にも関わらず、高校生のために快く時間を割いてくれた両校のスタッフ。これも、ラグビーの繋がりの一つと言えるかもしれません。
最後は、一人ひとり早明戦のチケットを受け取り解散。これで本当の「ノーサイド」。先輩方の講義で学んだことを活かす日々は、もう始まっています。
参加者の声
カンタベリー 森岡さん
「REPを通して一番心に残る講義でした。その中でも特に、何かにぶつかってもそれは点であり、長い道のりの線となる過程であるという言葉が印象的でした。これから人生を歩む上で大切にしていこうと思いました」
「自分の身の回りを整理することで見えてくる大切なものがあるとわかりました。自分が目指したものでも想像と違うときは整理して、環境を整えて、考え直してみようと思います」
REP修了生講義
「僕よりも前に修了している先輩方の話を聞き、今後ここで学んだことをどう繋げば良いか抽象的だったものが、少し具体的に変化していった」
「修了してからの活躍が人それぞれでも、ラグビーという存在は必ず皆さんの心にあるのだなと思った。講義の中で一番心に残った言葉は、さくらさんの“可能性は無限大”という言葉。目標を言語化して、書き起こしていくことで夢を叶えるための第一歩につながることを学んだ」
国立競技場見学&早稲田大学・明治大学マネジャーインタビュー
「自分が目指してる立場を既に経験してる方々の話はすごく勉強になった。さらにその立場になりたいという思いが強くなった」
「私自身、マネジャー業にとても興味があったので、本当に良い時間でした。自分が思っていた仕事内容とは異なる部分もあり、将来を考えていくうえでとても貴重な経験をさせていただきました」
「普段入れない、見ることができないところを見学できたので興奮した。間近で選手を見られて嬉しかった。日本一を目指すチームでスタッフとして活躍した人から話を聞けたのはとても貴重な機会だった。普段何をしているのかわからない主務やマネジャーの仕事内容や、やりがいなどのリアルを知れた」
集合研修全体
「最後まで将来の可能性を考えることができる講義ばかりだったし、自分が将来していきたいことが明確にわかった研修でした」
「オンライン研修でだんだん打ち解けていったけれど、第1回集合研修の際に、周りのレベルの高さに不安を感じて、DIVEしたり講義以外の場所で5期生と楽しく話すことがあまりできていなかった。対面の第6回集合研修では後悔ないように積極的にDIVEしたり、話しかけたりしようと決めていた。ちょっとした時間があれば話しかけたり、話すときには笑顔で話すことができ、満足している」


