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【レポート公開】2025年度ラグビー・エンパワメント・プロジェクト(REP)第4回レポート
掲載日:2026年3月29日

~第4回REPオンライン研修レポート~
10月18日、ラグビー・エンパワメント・プロジェクト(REP)の4回目となるオンライン研修が開催されました。8月に始まり、早くも折り返しとなる今回のテーマは「世界とつながる」。
レポート
第1部 講義| JICA(海外協力隊) 竹下 恋(れん)さん

第1部は今年1月からJICA(海外協力隊)でモンゴルに派遣されている竹下恋(れん)さんが「ラグビーを通じた国際交流」をテーマに講義を行いました。竹下さんは京都市伏見区出身の29歳。
小学校のとき地元のKiwi’sクラブでラグビーと出会い藤森中、京都成章高校と強豪校でプレー。大学はラグビーを楽しみつつ英語教師を目指すために東海大札幌校舎に進学。卒業後はKiwi’sのコーチを経た後、教員として北海道・遠軽高校に赴任し、ラグビー部顧問に就任しました。初年度、ラグビー部は全道大会で準優勝。5年目に全国大会初出場を果たしました。
その後、竹下さんは「海外でラグビーを広めたい」という次なる夢に挑むため、JICAに応募。採用となり研修を経て「15人制男子ラグビーを教えられる国」としてモンゴルを希望。2年間の滞在予定で活動中です。
小学校のとき地元のKiwi’sクラブでラグビーと出会い藤森中、京都成章高校と強豪校でプレー。大学はラグビーを楽しみつつ英語教師を目指すために東海大札幌校舎に進学。卒業後はKiwi’sのコーチを経た後、教員として北海道・遠軽高校に赴任し、ラグビー部顧問に就任しました。初年度、ラグビー部は全道大会で準優勝。5年目に全国大会初出場を果たしました。
その後、竹下さんは「海外でラグビーを広めたい」という次なる夢に挑むため、JICAに応募。採用となり研修を経て「15人制男子ラグビーを教えられる国」としてモンゴルを希望。2年間の滞在予定で活動中です。

日本で英語を教えていた竹下さん。「英語が通じれば何とかなるだろう」と思っていたところ、現地に行ってみると英語話者は僅か。出発前に語学研修を受けていましたが、つたないモンゴル語で意思を伝えるところからのスタートでした。ラグビーに関しても予想以上の壁が待っていました。誰も観たことがないのです。
「ラグビーと聞いても食べ物の名前かスポーツなのかわからない状態」(竹下さん)。
それでも現在は首都ウランバートルで、男女一緒のオープンクラスでラグビーを教えています。参加者は1人の時もあれば、40人近く集まることも。「まずレフリーを育てよう」とレフリーの講習会も行っています。
モンゴルは人口340万人、日本の4倍の広さで人口は東京の4分の1。「世界一、人口密度の低い国」として知られています。国土の大半が草原と砂漠で夏は40度、冬はマイナス20度まで下がります。講義していただいた10月中旬も、屋外はマイナス9度の寒さでした。
モンゴルの人たちは誇り高く、もてなしの精神にあふれ、自由度が高く、モンゴル語で「ゴイ」と呼ばれる独特の気性を持っています。竹下さんも最初は日本式のコーチングでしたが、それは必ずしもベストではないことがわかり、いまは彼らにあわせた指導法を模索しています。
15人制の試合は5月に1試合、中国・深圳のクラブチームと実施。来年には国際試合と、9月に愛知県で開催されるアジア大会(7人制ラグビー)への出場を目指しています。
第2部| 現地の学生や先生とオンラインで交流
第2部では、竹下さんがラグビーを教えている現地の学生や先生と、REPの参加者がオンラインで交流の時間を持ちました。交流には、日本協会がアジアの次世代育成プログラムとして昨年度発足させたプロジェクト「RUCK‘ed」のインド参加者も2人加わりました。
まずはREP参加者5人が英語で日本の文化とREPについて紹介。ラグビー精神やラグビー憲章、日本のラグビー競技人口、新しく計画されている新秩父宮ラグビー場についても触れられました。続いては5グループに分かれてのセッション。中にはモンゴルの男子セブンズ代表や、女子選手もいました。モンゴル側の参加者からは自国についての紹介も。馬、ラクダ、羊、山羊、牛がモンゴルの5大家畜であること。ナーダムと呼ばれる同国最大の祭典ではレスリング(ブフ)、アーチェリー、乗馬で盛り上がることなど説明されました。
まずはREP参加者5人が英語で日本の文化とREPについて紹介。ラグビー精神やラグビー憲章、日本のラグビー競技人口、新しく計画されている新秩父宮ラグビー場についても触れられました。続いては5グループに分かれてのセッション。中にはモンゴルの男子セブンズ代表や、女子選手もいました。モンゴル側の参加者からは自国についての紹介も。馬、ラクダ、羊、山羊、牛がモンゴルの5大家畜であること。ナーダムと呼ばれる同国最大の祭典ではレスリング(ブフ)、アーチェリー、乗馬で盛り上がることなど説明されました。

交流後、REPの参加者からは「聞き取りは難しかったけれど、思っていたより深く知り合えた」「初めてモンゴルの人と話をして、20分があっという間だった」という感想が聞かれました。距離的には近いけれど、接する機会の少ないモンゴルの国や文化を実際に知ることのできる貴重な時間でした。
今回の交流をセッティングしてくれた竹下さんも、現在ウランバートルで奮闘中。「日本の常識、物差しで測らない」「違いを受け入れて楽しむ」「モンゴル文化にチャレンジする」「自分を開示する」と目標を設定し、「私がいなくなっても大丈夫なように2年間で素地を作る」と、モンゴルにラグビーを根付かせるため、日々汗を流しています。壁にぶつかりながらも前に進む現在進行の竹下さんの話は、画面越しにも実感を持って伝わってきました。それは参加者にとっても共感できるものが多かったはずです。
参加者の声
講義について
- 「別々の国の人達と接する時に大事なことは、言語ではあるが、それ以上に相手のこと、例えば、その国の考え方や文化などを尊重し、自己を押し付けないことが大切だと思った。またこれは、ラグビーで必要なことにもあたるため、ラグビ-は社会の役に立つ競技だと思った」
- 「JICA海外協力隊という名前は聞いたことがあったが、どういう団体なのか知らなかったので知れてよかった。JICAのサポートが結構しっかりしているとおっしゃっていたので、海外でラグビーを教えたり、普及活動をするのもひとつの選択肢だなと思いました。また、73日間の合宿と聞いて衝撃を受けました」
- 「日常にも繋がるような心の持ち方を学びました。自分の価値観を押し付けず、相手を尊重しながら、自分のできることを確実に進めることが大切だと思いました」
国際交流について
- 「お互い母国語ではない言語のコミュニケーションはとても難しく、緊張したものの、後半はかなり緊張が和らいだ状態で話せた。英語で話す分、いつもより積極的な発言ができなかったが自分自身の課題だと思って、改善していきたい」
- 「言葉の壁があったため、最初は緊張していたがいざ始まると積極的に会話を進めることができた。ラグビーという一つの関わりがあるため、モンゴルでもラグビーをしている人がいることを知って嬉しかった。竹下さんもおっしゃっていたように、コミュニケーションに気をつけながらインタビューをすることができた(後略)」
- 「とても楽しめた。第一言語が共通ではない同士難しい部分もあったが、それが逆に良かった気がする。今後もこのような経験がしたいと思った」
- 「英語が聞き取れなくて、なかなか難しかったです。だけど、優しく耳を傾けてくださったり、REPのメンバーの子が助けてくれたりと、優しさをすごく感じました。せっかくの貴重な機会を英語の壁によって失ってしまうのはもったいないと感じたので、ラグビーのためにも英語の勉強をしようと思いました」

