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食べたもので、からだは作られる│栄養士 野田遥子

~栄養士編~
野田遥子 エームサービス株式会社 公認スポーツ栄養士 JAPAN BASE勤務

~栄養士編~

野田遥子 エームサービス株式会社 公認スポーツ栄養士 JAPAN BASE勤務

なぜ管理栄養士になったのですか。

私は高校生のとき、バスケットボール部に所属していたのですが、当時は体が小さく、体力面に自信がありませんでした。そして怪我することも多く、監督に相談したら、食事の重要性をアドバイスしてくれ、食事と運動にはかかわりがあることを知り、スポーツと栄養に興味を持つようになりました。

管理栄養士になるためには、どんな方法がありますか。

4年制の養成校(大学)卒業後、国家試験を受ける。または専門学校などで栄養士の資格を取得し、必要な実務経験年数を積んだのちに、国家試験を受けるパターンがあります。私は4年制の管理栄養士を養成する栄養学科がある大学に通って、卒業前に国家試験を受けて管理栄養士の資格をとりました。
 私自身はプレーヤーとしてトップを目指すポテンシャルはなかったのですが、スポーツが好きで「スポーツする人を支えたい!応援したい!」という思いが強くなりました。自分に体力がない原因がどこにあるのかと考えたとき、それを身近に教えてくれる人がいないことがあると思います。私は、そういう場面でヒントを与えられるような人になれたらいいなと考え、管理栄養士の中でもスポーツ栄養士を目指しました。

体力がない子も、食べるもので改善される可能性があるのですね。

お腹が減っていても、疲労が上回って、家に帰ったらすぐに眠ってしまう子がいます。その時に、しっかり食事をとって、お風呂に入って眠るか、食事をせずに眠るかでは、大きな差が出ます。子供も親も、食事することの必要性を認識しているかが重要です。

いまは日本ラグビーフットボール協会の活動拠点であるJAPANBASEで公認スポーツ栄養士として勤務されていますね。

ラグビーはポジションによって体格が違い、食べなくてはならない量が異なります。また、それぞれの練習内容とカロリーの消費量も変わってきますので、ひとつの競技ですが、全員に同じ内容のアドバイスを伝えられないというところが特徴です。栄養士としては、やりがいのあるスポーツ競技だと思います。

スポーツ栄養士としての喜びは、どんなところにありますか。

プレーヤーと密に関わっていけるところですね。信頼関係を築き、自分を必要としてくれると嬉しいし、それにきちんと応えることで、よい成績につながって、本人、そしてチームが喜んでいるときにやりがいを感じます。

子どもたちに、栄養士の魅力をアドバイスするとしたら、どんなことを言いますか。

栄養士の仕事の一番の魅力は、“体は食べたものでできている”ということを実際に感じられる点です。例えば、「普段食べているごはんが、自分の筋肉になり、骨や血液になって、成長を助けているんだよ」という話をすると、子供たちはとても喜んでくれます。そこに興味を持てば、栄養のプロフェッショナルとして、アスリートのパフォーマンスを支えることもできるなど、栄養士はとても面白い仕事であることを伝えたいと思います。

公認スポーツ栄養士には、どうすればなれるのですか。

公認スポーツ栄養士は、現在、日本で約550名います。ただ、資格を取るのは簡単ではありません。実務経験を経ていないと試験を受けることができません。まずは管理栄養士の資格をとり、養成講習会を受け、数年かけて、粘り強く頑張ることが求められます。

夢はありますか。

いつかチーム専属の管理栄養士になりたいと思っています。チームに帯同して、常に必要とされるような存在として、毎日の食事、試合食、補食、何を食べているか、コンディションはどうかなど管理し、試合の帯同もできるような、チームに必要とされる公認スポーツ栄養士になるのが目標です。また、フィジカルコーチなどと連携することも必要で、毎日一緒にいてチームの輪の中で意見を言える立ち位置になりたいと思っています。

スポーツをしている子供たちへのアドバイスをお願いします。

栄養士の勉強をしなくても、食に興味を持つことは良いことです。食材の栄養価などが分かる本もあります。良いプレーをする体を作るためにも、自分の食べているものに興味を持ってください。